私は、心の中で叫んでいました。
「そっかそっか、大変だったね、怖かったね、悲しかったね、悔しかったね…
でも無事に帰ってきてくれて良かったよ~~!(ぴえーん)😢😢」
本当は、抱きしめてそう言いたかった。
でも、私が実際にかけた言葉は、違いました。
「そっか。
今日は、いっぱい勉強したね。
今日の経験を、次に活かそうね。」
なぜなら、わが子はもう高学年。
これからどんどん世界は広がり、親がそばにいられない場面が増えていく。
そしてその中では、
「助けてくれる人がいる」かもしれないし、
「誰もいない中で自分で対処しなければならない」かもしれない。
自分で判断し、動き、学び、乗り越える力を育てるために。
だから私は、
「気持ちに寄り添う声かけ」
ではなく、
「未来に目を向ける声かけ」
を選びました。
すると、
わが子の表情が、ふっと緩んで、笑顔が戻ってきたのです。
声かけに正解はありません。
でも、“どんな心を育てたいか”という目的によって、かける言葉の方向性は変わってきます。
・気持ちを癒す声かけ
・行動を振り返る声かけ
・未来を見据える声かけ
その選び方には、お子さんの性格や年齢、心の状態が大きく関係してきます。
だから、
「うまくいった声かけ」
ではなく、
「その子に合った声かけ」
を見つけることが大切なんです。
私が日々実践している声かけは、
“レジリエンス教育”(逆境や困難があっても立ち直る心の教育)
に基づいています。
心理学的に根拠のあるアプローチで、子どもの強み・傾向・心の状態に合った
「関わり方のヒント」
が見えてきます。
不登校・行き渋りの背景には、子どもの心のサインが隠れています。
そのサインをどう受け止め、お子さんの強みや心の状態に合わせた声かけをしていくのか?
私の声かけ、「これでよかったのかな?」と悩んだことがある方に知ってほしい。
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