2025.07.16 00:00悲しみも、失敗も、全部“心の栄養”に~わが子のレジリエンスを育てる声かけとは?<後編>~私は、心の中で叫んでいました。「そっかそっか、大変だったね、怖かったね、悲しかったね、悔しかったね…でも無事に帰ってきてくれて良かったよ~~!(ぴえーん)😢😢」本当は、抱きしめてそう言いたかった。でも、私が実際にかけた言葉は、違いました。「そっか。 今日は、いっぱい勉強したね。 今日の経験を、次に活かそうね。」なぜなら、わが子はもう高学年。これからどんどん世界は広がり、親がそばにいられない場面が増えていく。そしてその中では、「助けてくれる人がいる」かもしれないし、「誰もいない中で自分で対処しなければならない」かもしれない。自分で判断し、動き、学び、乗り越える力を育てるために。だから私は、「気持ちに寄り添う声かけ」ではなく、「未来に目を向ける声かけ」...
2025.07.09 08:27悲しみも、失敗も、全部“心の栄養”に~わが子のレジリエンスを育てる声かけとは?<前編>~我が家では、学校に行かない選択をして3年目。ホームエデュケーションを通じて、わが子の「今」を大切にする生活を送っています。意識しているのは、たった3つのこと。・朝は起きる・やりたいことは何でもやってみる・じかんに関係なく、1日1回外に出る「学校に行っていないじかんを、後悔してほしくない」「自分を肯定できるじかんにしてほしい」そんな思いで、親子で毎日を重ねています。大人になったとき、「あの頃のじかんがあったから、今の私がある」と思ってもらえるように。…それって親のエゴかな?と思うこともあるし、実際どう思ってくれるかはわかりません。でも、「きっと間違っていない」と信じて、向き合っています。そんなわが子に起きた、ある出来事。推し活命のわが子が、推しグッズを作...
2025.07.01 14:00“登校”じゃない道で 見つけた、 小さな光とわが子の強さ行き渋りが1年以上続き、ようやく学校を離れる決心がつきました。死んだ目をしたわが子の腕を引っ張りながら登校する毎日。こんなことに、意味はあるのだろうか?—— 疲れ果てた末の決断でした。空は晴れていても、心は重たく曇っていた朝が、少しずつ、光り輝く朝に変わっていきました。「登校に付き添う必要がなくなった時間を、新しいことにチャレンジする時間にしよう」玄関のすみに眠っていた一輪車に目をとめて、「一輪車の練習、してみない?」そこから、特訓が始まりました。2日ほどで補助があればバランスを取れるようになり、1週間ほどで2mほど進めるように。そして1ヶ月後には、補助なしで乗れるように!「明日は、止まっていられるようになりたい」「明日は、もっと長くこげるようになりた...
2025.06.10 14:33ランドセルごと抱きしめて泣いた朝我が子の行き渋りが始まってから4年が経ちます。この時期になると毎年思い出します。何とか学校へ行かせようと頑張っていた毎日のことを。新学期が始まり2日たった日に、「話しかけても無視される。」と教えてくれました。当時の私は、深刻な問題だと思っていなかったので「聞こえなかったんじゃない。明日もう一度、話しかけてみたら?」と、ありがちな対応をしました。これが始まりでした。今思えば、学校から帰ってきた夕方はいつもソファーでうたた寝をしていました。幼稚園に通っていた頃は、習い事が終わり17時ぐらいに帰宅しても、夕方寝てしまうことはなかったのに。それだけ神経をすり減らし、いろんな感情を抱えながら学校生活を送っていたのでしょう。ある日の朝、「ゴミ出しをしてくるから、そ...