悲しみも、失敗も、全部“心の栄養”に~わが子のレジリエンスを育てる声かけとは?<前編>~


我が家では、学校に行かない選択をして3年目。


ホームエデュケーションを通じて、わが子の「今」を大切にする生活を送っています。


意識しているのは、たった3つのこと。


・朝は起きる

・やりたいことは何でもやってみる

・じかんに関係なく、1日1回外に出る


「学校に行っていないじかんを、後悔してほしくない」

「自分を肯定できるじかんにしてほしい」

そんな思いで、親子で毎日を重ねています。


大人になったとき、

「あの頃のじかんがあったから、今の私がある」

と思ってもらえるように。


…それって親のエゴかな?と思うこともあるし、実際どう思ってくれるかはわかりません。

でも、「きっと間違っていない」と信じて、向き合っています。



そんなわが子に起きた、ある出来事。


推し活命のわが子が、推しグッズを作りたくて、一人で自転車で100円ショップへ出かけた日のこと。


必要な材料を買って、ニコニコしながら帰ってきたのですが…


「あれ?リボン、もうひとつ買ったはずなのに、ない…」


ポケットに入れたまま落としてしまったようで、もう一度探しに出かけました。



数時間経過後、赤い目をして帰ってきました。


見つからなかったのかなと思いながらも、

「どうだった?」と聞くと、


「あったよ・・・・ でもね、、、 中身がなかった・・・」

涙ぐむわが子。


「えっ!?

 ケースだけあって中身がないってこと?

 中身だけ持ってっちゃってケースだけ捨てたってこと??」


衝撃の事実と真っ赤な目をしたわが子になんて声をかけようか気持ちの整理がつかないまま、わが子はさらにこんなことを口にしました。


「車にね、ぶつかったの。でもね、謝ったら許してくれたんだよ💦」


ええええぇぇぇーーーー!?!?😱💦


心の中で叫びながら、私の脳内はパニック状態。


でも、落ち着いて話を聞いてみると…


「止まっている車にぶつかっただけ。

傷もなくて、いい人だったから謝ったら許してくれたよ」


と。



リボンを失ったこと。

盗られたこと。

ぶつかったこと。

自分のミスを悔いていること。


おそらく、

たくさんの「悲しさ」「悔しさ」「怒り」「戸惑い」を胸に、

ひとりでなんとか乗り越えて、帰ってきたんだと思います。


空っぽのリボンケースをみせてくれた時に言った一言。


「…ケースごと全部持っていってくれたほうが良かったよ…」


——きっと、ぐちゃぐちゃな気持ちだったのでしょう。

胸がぎゅっと苦しくなりました。


そんな我が子に、あなたならどんな声かけをしますか?





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オルタナティブスペイス森のじかん

不登校、行き渋り、幼保・学校が合わない子供たちが過ごす東京足立区にあるオルタナティブスペイスです!