ランドセルごと抱きしめて泣いた朝

我が子の行き渋りが始まってから4年が経ちます。


この時期になると毎年思い出します。

何とか学校へ行かせようと頑張っていた毎日のことを。


新学期が始まり2日たった日に、

「話しかけても無視される。」

と教えてくれました。


当時の私は、深刻な問題だと思っていなかったので

「聞こえなかったんじゃない。明日もう一度、話しかけてみたら?」

と、ありがちな対応をしました。


これが始まりでした。


今思えば、学校から帰ってきた夕方はいつもソファーでうたた寝をしていました。


幼稚園に通っていた頃は、習い事が終わり17時ぐらいに帰宅しても、夕方寝てしまうことはなかったのに。

それだけ神経をすり減らし、いろんな感情を抱えながら学校生活を送っていたのでしょう。


ある日の朝、

「ゴミ出しをしてくるから、そのまま外で待ってるね。」と伝え、外で待っていてもなかなか出てきません。

気になって玄関に戻ると、ランドセルを背負って立ち尽くし大粒の涙を流して泣いている我が子が。。。


「ごめんね、ごめんね、、、

 辛い思いをさせてごめんね。。。

 苦しい思いをさせてごめんね。。。」


ランドセルごと抱きしめて、泣きながら何度も何度もそう繰り返しました。


当時のことを思い返すと今でも胸が張り裂けそうになり、涙がこぼれてきます。


学校が好きだけど、何らかの理由で行けなくなってしまった子どもは言うんですよね。


「学校へ行きたい。」


その言葉も本心なんだけど、それ以上に、もっと感じ取ってほしい感情があるんだと今は分かります。


でも当時の私は、自分の都合のいいように解釈して、毎朝毎朝、自分の気持ちを子どもに押しつけていました。


誰に相談していいかも分からず、子どもの気持ちも分からなくて。


自分の気持ちや、パートナーの気持ちもあって、もう、どうしたらいいか分からない。


それでも、平日の朝は毎日やってきます。


孤独感に苛まれる毎日。


それなのにね、

「私の行動は正しい!間違えていない!」

と思ってしまうんです。


”行き渋り期のトラップ”


このトラップね、ハマってしまうとなかなか抜け出せない><


行き渋り期が、一番悩む時期。


だからこそ、一生懸命なお母さんやお父さんの味方でありたい。

お子さんの気持ちはもちろんだけど、まずはお母さん、お父さんの

気持ちを整理して、一緒に考えていきたいなと思うのです。


「気持ちの整理」っていうけれど、どうすればいいの?


言うのは簡単だけど、難しいですよね。


気持ちを整理するには、順番があります。

そして、その順番を知るだけで、心の中に少しずつ余白ができてくるんです。


気持ちの余白があると、不思議と朝のバタバタの中にも、ちょっとした“余裕”が生まれてくるんですよね。

子どもの表情に「あれ?」って気づけたり、

自分の気持ちにも「そっか、今こう感じてたんだ」って、静かに目を向けられるようになったり。


ほんの少しの変化なんだけど、それがすごく大きかったなって、今になって思います。


そんな“ちょっと楽になるきっかけ”をシェアする時間を6月に開きます。


自分の気持ちを整理したり、

子どもの気持ちにちょっと想いを寄せてみたりするような、ゆるやかな時間です。


「ちょっと気になるな」 「気持ちを整理するって、どういうこと?」 そんな想いが浮かんだら、今がピッタリのタイミングかもしれません。



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オルタナティブスペイス森のじかん

不登校、行き渋り、幼保・学校が合わない子供たちが過ごす東京足立区にあるオルタナティブスペイスです!